Retina Clinical Meeting in 筑後 (10/23:Web開催)のご報告

10月23日にRetina Clinical Meeting in 筑後を行いました。

今回は東北大学の中澤徹先生、奈良県立医科大学の緒方奈保子先生にオンラインでご講演頂きました。

まず中澤徹先生には「緑内障診療アップデート」のタイトルでご講演頂きました。

高齢化社会の進展に伴い当院でも緑内障患者は増えています。中澤先生は緑内障の中でも生活の質に直結する中心視野障害を有する緑内障についてお話し頂きました。緑内障において黄斑部障害はQOLに直結し、稀ではないこと、OCT検査により中心視機能の障害を早期発見できること、近視や乳頭耳側の循環障害は視力低下につながりやすいため注意が必要なことをご自身の施設を含めて国内外の文献を引用しながら大変理論的にかつわかりやすくお示し頂きました。

重要なトピックだけに、ご講演後の討論も大変盛り上がりました。

続いて緒方先生には「眼と生体リズム」のタイトルでご講演頂きました。

生体リズムは眼圧、血圧変動や胃潰瘍、睡眠障害、脳梗塞、喘息などの疾病と深く関与しています。

まず、生体リズムを司る光受容器は、網膜視細胞以外にも内因性光感受性網膜神経節細胞にも存在することを示されました。高齢者の代表的眼疾患である白内障があると視力が低下するだけでなく、ブルーライトの内因性光感受性網膜神経節細胞への到達が妨げられ、生体リズムが障害される機序を呈示されました。現在眼疾患と血圧、動脈硬化、認知症との関連を明らかにするため、藤原京・平安京スタディと名付けられた大規模コホート研究を進められているそうです。忙しい診療の合間に、高齢化社会のニーズを先取りしたご研究を着実に行われていることをお示し頂き、大変感銘を受けました。

やはり今回も両先生にはとても有用なお話しを頂きました。中澤先生、緒方先生、貴重なご講演ありがとうございました!

お陰様で、Web研究会も随分と慣れてきました。久留米はソーシャルディスタンスをとりやすく、コロナ感染も比較的少数ではあります。しかし、油断せずにWithコロナ時代の生涯学習を探求していきたいと思います!



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