top of page
後期研修プログラム

久留米大学病院では、幅広い分野の紹介患者があり、令和元年の外来患者は40,707名、手術件数は、斜視94件、網膜硝子体419件、緑内障302件、白内障1,068件、角膜移植35件と眼科専門医が研修すべき、ほぼすべての手術を施行しています。外来診療、病棟診療を通して多くの症例に触れられるようなプログラムを考えています。研修方法は、眼科病棟・手術室および外来診療を行い、9つの専門外来(網膜硝子体、糖尿病網膜症、緑内障角結膜、ぶどう膜、外眼部、黄斑、斜視・弱視、神経眼科)をローテーションします。各プログラムの疾患の基本について研修を行い、基本的検査、診断技術および処置を習得し、それぞれのプログラムの到達目標を目指します。当院は周産期母子センター、外来化学療法センター等を備えた医師臨床研修指定施設であり、他科との連携委員とともに、あらゆる全身疾患に関わる眼症状も研修します。

年度はじめの研修医クルズス受講により、基礎知識を効率的に習得して頂きます。毎週行っている症例カンファレンスや、国内外の一流講師をお招きした研究会など、学びの機会をふんだんに用意しています。

また、学会報告や論文作成の機会も豊富にあります。当院での研修期間中は、こうした活動の機会を得やすいよう配慮しています。限られた期間でより深く眼科学を理解できるよう、経験豊富な医師が指導を行います(参考:フレッシュマン加藤君の研修日記)。 

他大学の卒業生や転科して研修を受けられる方も,本学の卒業生と全く同じ研修プログラムです。

プログラムの1例

1年目大学病院

月に数回、豚眼を用いた手術トレーニングも行っています。上級医の指導の下、実際の手術器具を使い白内障手術の体験をすることが可能です。 患者さんの手術執刀の前にマイクロサージャリーの技量を体得します。 

4年間で眼科手術を100例以上、うち外眼手術、内眼手術、レーザー手術を術者として各20例以上を行います。

アメリカ眼科学会、日中韓合同学会、日本眼科学会、日本臨床眼科学会、日本緑内障学会、日本網膜硝子体学会などの学会での発表を積極的に指導します。また発表に基づいて論文執筆をするように指導します。

夏季、冬季休暇は各1週間ずつ取得可能です。既婚の方、経済的にご心配のある方は、外勤を配慮します。

2-3年目

関連病院へ出向の場合

プライマリー・ケアを中心に一般診療を実践し、自分で全ての疾患を診ます。造影など各種検査を行いレーザー、白内障手術などを執刀します。

大学に週1回勤務し、分からない症例は専門外来の先生に相談できます。

大学病院の場合

1年目に引き続き専門疾患を学びます。専門外来も担当し、専門分野(サブスペシャリティーや臨床研究能力)を自由に選びます。どんなに重症の患者に対しても、慌てず対応できる能力を養います。

希望者は大学院に進学できます(参考:ふるふるの海外訪問記)。久留米大学病院に勤務しながら、久留米大学の社会人大学院に進学し、診療・研修を行いながら研究を行います。通常勤務のまま臨床研究を行い、学位(乙号医学博士)を取得することも可能です。

4-5年目

指導医と共に専門外来を1-2個担当します。専門的な疾患や、難症例に対応できるよう各専門外来で深い知識と技術を身につけていきます。緑内障手術、硝子体手術、角膜移植などの専門性の高い手術も担当します。

指導医とともに後期臨床研修の総まとめを行い、眼科専門医取得を目指します。

 

専門医取得後(6年目以降~)

大学病院眼科で専門外来の継続もしくは教育関連病院の部長職となり、さらにキャリアアップを目指します。この時期からが本当の眼科医の楽しみではないでしょうか。10年経過した頃には、一般的な眼疾患の対応に加え、自分の専門分野が確立しているものと思います。

妊娠中や育児中の女性医師の研修も歓迎しています! 
当教室には育児をしながら後期研修を経て既に眼科専門医を取得した女性医師や、現在研修中の女性医師等が勤務しています。様々なモデルケースを間近にして共に働く機会はとても貴重な経験であり刺激になると思います。 

当教室に限らず久留米大学は開放的で和やかな校風です! 
そのため他大学出身者の研修医にとって、とても働きやすい環境と好評です。久留米大学病院で楽しい研修医ライフを送ってみませんか。そして魅力ある眼科学にも是非触れてみて下さい。当教室の吉田教授は「よい臨床医を育てる、優秀なsurgeonを育てる」をモットーに医局員の教育を行っています。前期研修中の皆さん、あるいは専門医となるための研修先を探しておられる先生方、是非私たちと共に楽しく眼科道を極めて行きましょう。皆さんと一緒に働けることを教室員一同楽しみにしています!(医局見学申込はこちら)

bottom of page