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大学でしか出来ない! あんなこと、こんなこと

私は眼科医になって25年になります。この間、医工学や分子生物学の発展と相まって、新しい診断機器や治療法が開発され、眼科は目覚ましい進歩を遂げました。人工知能の発展などこれからの眼科学とその周辺も目が離せないもので有り続けるでしょう。先進的な眼科学に触れ、知的好奇心が刺激され続ける所、それが大学です。

豊富で多彩な症例を経験できる

私達は多くの先輩から「医者は患者から学べ」と教わってきています。大学病院は地域の最終医療機関であり、豊富で多彩な患者さんの診療を通して、眼科医として成長することができます。大学病院には最新鋭の高額診断治療機器が整備されており、高水準の眼科医療を習得できるでしょう。

眼科医が多く、楽しい

大学には角膜、緑内障、網膜、小児眼科など専門医が集まっており、分からない症例などはすぐに聞くことができます。人が多いため、まとまった休みも取りやすく、時短勤務、当直免除など様々な勤務体系で眼科に携わることが可能です。また、留学等を通して視野を広げ、人生を豊かにできます。さらに、眼科は男女比が比較的1:1に近いため、大学勤務により生涯の伴侶をゲット!することも大いに期待できるのです。

新しい眼科医療を創り出し、医学の進歩に貢献できる

進歩したとはいえ、現時点でもまだ十分に治せない眼疾患は少なくありません。臨床の現場で生じる問題点を分子生物学や再生医療など基礎医学的な手法で解決し、新しい診断治療のブレークスルーをおこせるのが大学です。

後藤新平の言葉:人を残すは上

私の眼科医としての25年は長いようで実はあっと言う間でした。25歳の医師は50歳になり、50歳の医師は75歳になり、75歳は百になり、皆歳をとっていきます。これを考えると、次代を担う心優しき良医を多く育成することが最も大切であることがわかります。このエキサイティングな仕事が出来る所、それが大学なのです。

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