第25回有明眼科懇話会(3/14開催)のご報告
- 久留米大学医学部眼科学教室

- 3月23日
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更新日:4月1日
3月14日、ガーデンテラス佐賀にて第25回有明眼科懇話会が開催されました。

一般講演では、久留米大学の橋本先生より「当院での甲状腺眼症診療の現状」と題してご発表いただきました。当院における評価方法に加え、テプロツムマブの作用機序や実際の治療クール数など、具体的な診療内容についてご解説いただき、大変勉強になりました。

私からは、「当院における斜視に対するA型ボツリヌス毒素注射の臨床成績」について発表いたしました。

また、佐賀県医療センター好生館の髙木先生からは、甲状腺眼症に対する従来のステロイド治療と新規治療であるテプロツムマブの比較について、わかりやすくご説明いただきました。

佐賀大学の坂井先生からは、サイトメガロウイルス角膜内皮炎について、PCR陽性群と陰性群に分けた検討結果をご提示いただきました。いずれの群においても緑内障手術を要した症例が多かった点が印象的でした。

特別講演Ⅰでは、関西医科大学の今井教授より「より良い視機能を目指した硝子体手術」と題したご講演を賜りました。網膜剥離手術の豊富なご経験をもとに、視力のみならず視野なども含めた“視機能”という観点から硝子体手術についてご解説いただき、手術動画を交えた大変示唆に富む内容でした。視力だけでは評価しきれない視機能の重要性について、改めて認識を深める機会となりました。

特別講演Ⅱでは、東邦大学の堀教授より「オキュラーサーフェスの治療戦略」と題したご講演をいただきました。薬剤性角膜障害について、豊富な症例画像と具体的な臨床エピソードを交えてご説明いただき、大変勉強になりました。全身既往や薬剤歴の確認の重要性を再認識するとともに、ヘルペスや帯状疱疹関連眼疾患の治療方針についても理解を深めることができました。

発表後には活発な討論が行われ、大変有意義な会となりました。情報交換会では佐賀の先生方との交流も深まり、非常に充実した時間となりました。今回得られた知見を、今後の日常診療に活かしてまいりたいと思います。
(文責:田中満理子)
本会は、地域の枠を超えた知の共有と相互研鑽の場として極めて重要であり、若手からベテランまでが同じ視点で議論できる貴重な機会であると改めて感じました。今後もこのような学術交流を通じて、地域医療および眼科診療の質の向上に貢献してまいります。








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