第95回九州眼科学会 開催報告
- 久留米大学医学部眼科学教室

- 6月30日
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2025年5月30日(金)〜6月1日(日)、第95回九州眼科学会を福岡市・アクロス福岡にて開催いたしました。多くの演題をご応募いただき、おかげさまで非常に充実した学会となりました。ご参加くださった皆さまに心より御礼申し上げます。

今回の学会テーマは「新知識の吸収」。国際社会が急速に変化し続けるなかで、日本の立ち位置や医療の在り方もまた変革を求められています。日々の診療や研究においても、より広い視野と柔軟な発想が不可欠となる今、本テーマのもとに多くの示唆と学びを共有する機会となりました。


特別講演には、九州大学総長・石橋達朗先生をお迎えし、「総合知で社会変革を牽引する大学へ」というご演題でご講演いただきました。自然科学のみならず、人文社会科学やデザイン分野など、異なる知と人材を結集し、社会課題の解決と変革を目指す大学の姿勢について、示唆に富むお話を伺うことができました。

また、「九眼勤務医セミナー」では、久留米大学医療政策担当特命教授・佐藤敏信先生より「AIが開く、新しい医師の働き方・学び方」と題し、医療におけるAI活用と今後の働き方改革について、多くの参加者が熱心に耳を傾けておられました。


当教室からも多数の協力がありました。春田雅俊教授による特別講演をはじめ、佐藤一徳先生によるランチョンセミナー、田中満理子先生、木原崇博先生、藤堂佑一先生、西田博司先生による一般演題発表など、積極的な参加が本学会を盛り上げました。








今回は福岡市での開催となりましたが、会場では久留米発祥の「梅の花」のお弁当、「銀のスプーン」の“極-kiwami-プリン”、“くるめんべい”など、筑後ゆかりの品々をご用意し、ドリンクには八女茶を提供するなど、地元色を感じていただけるよう工夫いたしました。
なかでも好評だったのが、今年4月に開業したばかりの「ONE FUKUOKA HOTEL」での懇親会です。小嶋先生の進行のもと、終始和やかな雰囲気で活発な交流が繰り広げられました。当初は中締めのご挨拶で終了する予定でしたが、多くの方が会話を楽しまれていたため、急きょ終了のご挨拶に変更するという嬉しい誤算もありました。





本学会は、若手医師をはじめ多職種の皆さまが専門領域の枠を越え、新たな知識を吸収し、有意義な時間を共有できた貴重な場となったのではないかと感じております。

最後に、本学会の開催にあたりご尽力いただきました関係各位、そしてご参加いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
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