加藤先生の新しい研究成果が国際誌 Experimental Eye Research に掲載されました
- 久留米大学医学部眼科学教室

- 8月26日
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当教室の加藤喜大先生は、目の結膜から検出される細菌 Corynebacterium macginleyi における、ニューキノロン耐性を迅速に判定できる新しい検出システムを開発しました。
ニューキノロン系抗菌薬は眼科領域で広く使われていますが、近年、これらに効かない耐性菌が増えてきており、手術前の感染予防や治療において大きな課題となっています。今回の研究では、細菌の遺伝子変化を調べる「TaqMan SNPジェノタイピング法」を応用することで、従来数日を要していた耐性菌の判定を約3時間で正確に行うことに成功しました。
この成果は、眼科手術前スクリーニングや感染症診断の迅速化に大きく貢献する可能性があり、今後の臨床応用が期待されます。研究成果は、眼科領域の国際的学術誌 Experimental Eye Research に掲載されました(Exp Eye Res. 2025 Aug 7:259:110571)。
当教室は今後も、臨床現場の課題を解決する研究を推進し、患者さんの安全・安心に貢献してまいります。








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