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クリクラ実習:4年生に白衣授与式を行いました

更新日:2021年1月20日

現在新型コロナ第三波の真っ只中ですが、今週から感染対策を万全に行った上で短時間の診療参加型実習(クリクラ)が始まりました。待ちに待ったクリクラ初日に4年生の学生さんに白衣をプレゼントしました。

例年は学年全体で白衣授与式が行われますが、新型コロナ第三波のため、今年は各診療科ごとの白衣授与式となりました。

新型コロナ感染対策の観点からマスクと手袋を着用してのプレゼントです。

もちろん白衣の背中には久留米大学医学部の理念の刺繍が入っています。

「国手」は名医、「仁」は「礼にもとづく自己抑制と他者への思いやり」を意味しています。

久留米大学の前身、九州医学専門学校は、当時不足していた医療分野での実践的人物の育英という地域ニーズに応えて1928年に設立されました。伊東祐彦校長は、第1回の講義で次のことを述べています。 「諸君が将来医者になって、余暇に山登りをしたとする。途中の一軒家に病いに苦しむ老婆の姿がある。君ならどうする。その時、そしらぬ顔してゆくか、専門が違うとか、診断の器具がないからと、逃げるか。それでは医者ではない。聴診器がなくとも、薬がなくとも、手があり、目があり、口があるじゃないか、そばに行って少しでもその苦痛を和らげるのが本当の医者だ。」(久留米大学50年史より)

なかなか決まってますよ!


今週からStudent doctorとして医師人生の貴重な一歩の始まりです。

これからの医師人生は終わりのない山登りです。

幸か不幸か「五里霧中」の麓からのスタートとなりました。これから上り坂だけでなく下り坂、そしてまさかの坂もあるでしょう。足踏みすることもあればクマに襲われそうになることもあるかもしれません。しかし、たゆまぬ歩みを続け、頂きに達すれば眼下に広がる美しい景色に得も言われぬ達成感と深い喜びを味わうことになるでしょう。

そして、頂上に辿り着いたと思ってふと見上げると、尾根続きにもっと高い山々が聳えていることに気づくことでしょう。

”国手の理想は常に仁なり”

今日からたゆまぬ歩みを続け、患者さんに、世界に、そして次代に光をあたえる心優しき良医として世の中に貢献してくださいね!

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