この度顕微鏡を覗かずに高難度手術を行える眼科用3次元映像システム(アルコン社)を導入しました。デジタル高解像度3D 4Kモニターと専用の偏光メガネを用いることで、繊細な眼組織を鮮明かつ立体的に把握し、Heads up surgeryを行うことが可能になりました。
デジタルフィルター機能により光毒性や手術補助剤を軽減できるなど患者さんに優しい手術を遂行できます。
本システムの大きな長所の一つが、術者と助手・見学者が全く同一の高精度立体手術像を共有できることです。このため、若手医師や学生への高い教育効果が期待できます。同じ手術像を体感することで、これまでは伝わりにくかった術中の細かい手術手技を若手医師がスピーディーに習得できると思います。
(余談ですが、ドレーピングは当院眼科で開発した迅速で確実に睫毛や眼瞼をドレーピングできるリドレープを用いています。)
もともと久留米大学眼科手術室はとても広く、本システムを余裕をもって設置できました。クリクラ実習の学生さんも十分なゆとりをもって手術を見学・体感できます。
今後本3次元映像システムの稼働を本格化し、患者さんにやさしいより低侵襲の高精度手術を探求していきます。同時に、近未来の眼科先端医療を支える若手術者を積極的に育てていきたいと思います!
今年初めからクリクラ実習(新カリキュラム)がはじまっています。
I am a perfect human!(ちょっと古いか!?)
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