生井浩教授の時代

 昭和31年11月末、南教授は健康上の理由で退職したが、同年4月より九州大学から着任していた生井浩講師が12月1日付で第4代眼科学主任教授となった。生井教授は教授就任直後の12月1日から米国ハーバード大学へ留学のため渡米し、昭和33年1月8日に帰国したが、昭和34年6月には九州大学教授に転任した。生井教授は、電子顕微鏡という当時の最先端の研究手法をいち早く取り入れて眼病理組織学的研究を展開したが、教室においても、眼組織の電子顕微鏡学的研究やウイルス性眼疾患の電子顕微鏡学的研究そして組織培養に関する研究を教室員に指導し、これらの研究は生井教授が九州大学に転任した後に大きく結実し多数の研究業績が生まれた。生井教授時代の学位取得者は8名であった。