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前眼部外来

前眼部外来で担当している主な疾患は、感染性角膜炎、角膜移植術を必要とする角膜混濁、翼状片、ドライアイ、円錐角膜、角結膜腫瘍、春季カタル、その他です。

薬物治療には、血清点眼、シクロスポリン自家調製点眼、インターフェロン点眼など最新のものを導入しています。

手術は、角膜移植術、羊膜移植術、翼状片手術、角結膜腫瘍切除術などです。角膜移植術は、近年パーツ移植(悪い部分のみ取り替える)が盛んになってきており、当科においても、角膜の全層を取り替える全層角膜移植術だけでなく、表層角膜移植術、深層表層角膜移植術、角膜内皮移植術と各層に分けて行っています。従来の手術に加えDSEAK(Descemet’s stripping automated endothelial keratoplasty)及びDMEK(Descemet’s membrane endothelial keratoplasty)を施行しています。角膜内皮移植術を行っている大学病院は、今のところ北部九州では久留米大学だけです。

ドナー作成は、これまで手動で行うか、あらかじめカットされたものを使用していましたが、最近電動のマイクロケラトーム装置を導入しました。これにより、安定したドナー作成が可能となりました。任意の角膜切片を作成できるため、個々の症例によりマッチしたドナーを作成しています。

また、翼状片手術については、Z型切開併用結膜有茎弁移植を導入しています。

前眼部外来
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