11月29日にオンラインと対面でのハイブリッド形式にて「Kurume Eye Conference」が行われました。
まずセッション1では私達のOBであり(久留米大学御卒業)、現在、北海道札幌市の新井眼科クリニック院長で自治医科大学非常勤講師の新井悠介先生に「開業前の研究のススメ」というタイトルにて御講演頂きました。

新井先生は、自治医科大学在籍中に臨床、手術、研究活動をどのように両立させてきたか、そしてその経験が御実家のクリニックを継承する際にいかに活かされたのかを、御自身の経験を交えてお話し頂きました。


私自身、同じような境遇にあることから、非常に心に響く内容であり、今後のキャリアを考える上で大変参考になるお話でした。
セッション2では順天堂大学主任教授中尾新太郎 先生に「DMEに対するバビースモへの期待」というタイトルで御講演頂きました。糖尿病黄斑浮腫の治療のエビデンスや、これまでの先生の研究成果を元にしたお話、そしてバビースモの特異点を理路整然と大変分かりやすい内容でした。


会場からも多くの質問が寄せられ、時間いっぱいまで活発な議論が交わされ、大変盛り上がるセッションとなりました。

遠路はるばる久留米までお越し頂き、御講演頂きましたお二人の先生には改めて厚く御礼申し上げます。本研究会が2024年における医局主催の最後の研究会になりました。もう直ぐ2025年を迎えますが、今回の講演内容も踏まえつつ、来年も一歩一歩進歩出来るよう努めて参ります。
(文責 佐藤一徳)

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