第91回筑後眼科研究会のご報告

最終更新: 2019年7月15日

7月13日に第91回筑後眼科研究会を開催しました。本研究会は昭和8年から始まった伝統ある研究会です。

今回は角膜、緑内障、網膜の専門領域から超一流の先生に御講演頂きました。

まず和歌山県立医科大学眼科の雑賀司珠也先生から、最新の屈折矯正手術の手技や神経麻痺性角膜症の臨床と基礎研究についてお話し頂きました。研究は順調に進んでおり、新しい角膜上皮障害治療標的”FactorX”の同定が近未来に可能だとお伺いし、大変夢のある御講演でした。基礎研究により角膜移植後にドナー角膜に上皮障害が遷延しない謎が解けたお話しも大変印象的でした。

引き続いて、新潟大学の福地健郎先生に緑内障視野の最新の見方と考え方についてお話し頂きました。当たり前のことですが、緑内障患者さんのQOLを守ることが緑内障診療に重要です。この観点から、ドライブシュミレータや両眼重ね合わせ視野などを開発され、先進的な緑内障診療のポイントをわかりやすくご教示頂きました。

最後は山形大学眼科の山下英俊先生から糖尿病網膜症の治療戦略についてお話し頂きました。まず、疫学のエビデンスに基づいた我が国の糖尿病網膜症の現況にお話し頂きました。特に若年者の重症網膜症はむしろ増加しており、まだまだ努力が必要であることがわかりました。また、内科との連携を深めて、近未来にAIなどを用いて眼底所見から内科的疾患を予測できるであろうこと、内科治療薬が網膜症治療にも有用になっていくことなどご教示頂きました。

お三方ともライフワークとして継続的に臨床・基礎研究を続けられてきており、一医師としての生涯学習の大切さを再認識するよい機会になりました。


気がつくと3時間があっという間にすぎていました。

雑賀先生、福地先生、山下先生、大変お忙しい中、遠路はるばるお越し頂き、本当にありがとうございました!

本研究会で学んだことを早速明日からの診療・研究・教育に生かしたいと思います!!


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