第14回筑後黄斑疾患研究会 (8/27:Web開催)のご報告

8月27日に14回目となる筑後黄斑疾患研究会を行いました。今回も残念ながら新型コロナ感染第5波の真っ只中で、東京、横浜、久留米の3会場からのWeb開催となりました。


今回は高齢化社会に伴い増え続ける加齢黄斑変性について横浜市立大学の井上麻衣子先生に、緑内障について東京大学の相原一先生に御講演頂きました。

まず横浜市立大学の井上麻衣子先生に、「加齢黄斑変性の治療戦略」のタイトルで御講演頂きました。近年眼科画像機器の進歩によりPachychoroidの疾患概念が確立してきています。まずPachychoroidの病態に基づいた治療についてわかりやすくご説明いただきました。引き続いてAMD病型病態に応じて抗VEGF治療やPDTを併用し、患者の社会的背景も勘案したオーダーメイド治療の実際について豊富な写真を用いてお示し頂きました。まさに明日からのAMD診療に直結する大変有意義な内容でした。

次に東京大学の相原一先生から「低侵襲緑内障手術(MIGS)の現状と課題」のタイトルで、最新の緑内障手術治療についてお話し頂きました。まず緑内障手術は創傷治癒との闘いであることを述べられた後、主流出路再建術、濾過手術、毛様体凝固術各々のMIGSについて近未来に導入される最新の情報も取り入れながら包括的にわかりやすくご講演頂きました。MIGS治療オプションは急速に拡大しており、緑内障治療戦略が多彩になっています。ご講演後にはチャットなどを介して質問が連発し、緊急事態宣言下制限時間の2時間ぎりぎり一杯まで熱い議論がかわされました。

井上先生、相原先生、大変ご多忙の所御講演頂き、本当にありがとうございました!

緊急事態宣言下でしたが、今回も先端知識に豊富に触れることができ、大変贅沢な金曜の夜を過ごせました。


今日のお話しを早速明日からの診療に採り入れ、更なる治療成績の向上を目指していきたいと思います!